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【英文法の基礎】第3回「英語は主語+動詞、日本語はオシリが結論」

2019/09/09

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英語の順番は? 主語+動詞
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高校生の時にこういう出題がありました。
「次の文章はSVOCかSVOOか答えよ」

SVOC? SVOO? 私はこう感じました。
「え?そんなことは、どっちでもいいんじゃない?」

その思いは今でも変わりません。

私にとって【文法はひとつだけ】だからです。

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Q:英語の順番は? A:「主語+動詞」
Q:日本語は?   A:「オシリが結論」
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先ず、英語を理解しようとする前に「日本語」を分析してみましょう。

具体的な例文で見ていきます。
次の文の「主語」「結論」を考えていきましょう。

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例文1
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「私は太郎です」

主語は…分かりますね?正解は;

主語: 私は
結論: 太郎です

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例文2
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「私はこの花が好きです。」

この文の「主語」は分かりますか?

主語: この花が
う~ん…残念!不正解です。

主語を見分けるコツがあります。

【先ず文のオシリ】を見ましょう。
日本語の結論(述語)は必ずオシリにあります。

例えば次の文章を見比べてみましょう。

私はこの花が好きです。
私はこの花が好きでした。
私はこの花が好きでない。

分かりますね。
「です」「でした」「でない」という【オシリで結論が変わる】のです。

では今回の例文「私はこの花が好きです」の結論は何でしょうか?
結論はオシリにありますから、結論は「好きです」。

では「好きです」という【結論に対する主語】は何でしょうか?

もう分かりますね。正解は;

主語: 私は
結論: 好きです

では「私はこの花が好きです」を英語にしたらどうなりますか?

I this flower like.
…惜しい!でも会話では通じるかもしれません。

黙っていては何も伝わりません。
間違っていると思っても言葉を口に出してみましょう。

でも出来れば次のように言えた方がいいですね。

I like this flower.

英語は先ず結論、つまり「私は好きです」という結論が先にきます。
つまり「私は好きです」⇒I likeを先に言ってしまえばいいのです。

後は残りの部分(this flower)をくっつけるだけで
I like this flower.という文章が完成します。

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例文3
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「私が愛した男性はマイクです」

これを頭から順番に英語にすると…I love Mike.

ん?なんだかおかしいですね。
思い出してください。ポイントは「オシリを見る」ことです。

元になる日本語の結論は「マイクです」で間違いないですね。
では主語はなんでしょうか?

主語が「私が」ならば「私がマイクです」となり…おかしいですね。

そうではなく主語は「男性は」であり、この文で一番言いたいことは
「男性はマイクです」ということです。

これ(男性はマイクです)を英語にすると…The man is Mike.

そして主語は正確にいえば「私が愛した男性」=the man I lovedですから
完成した正解文は…The man I loved is Mike. となります。

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まとめ
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英作文は以下の手順をふみましょう。

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日本語の結論(オシリ)を見る

主語を決定する

主語+結論を最初に持ってくる
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