【英文法の基礎】第5回「theとaの使い分け」

2019/09/11

the=特定、a=不特定と覚えましたね。

しかし、実際の会話では「aもtheも使える」場合があって迷うことがあると
思います。

そういう場合にどう使い分けるかを見てみましょう。

彼は少年です→He is a boy.これは問題ないですね。

では!「彼は私が昨日あった少年です」ならばaとtheのどちらを使いますか?
正解は「文脈次第」で、どちらも(aもtheも)使えるのです。

敢えて違いを強調して意訳しますので比べてみてください。

He is a boy I met yesterday.→彼「は」私があった少年のひとりです。
He is the boy I met yesterday.→彼「が」私があった少年です。

分かりますか?a=たくさんのうちのひとつです。
言い換えればone of~だから「軽い存在」と言えます。
それに対してthe=特定しているから「重い存在」になるのです。

だからテレビCMのキャッチコピーならばtheが主に使われることになります。
ではペンのCMのコピーを作ってみましょう。どちらがいいですか?

This is a pen you need.→これはあなたが必要とするペン(の一つ)です。
This is the pen you need.→これこそがあなたが必要とするペンです。

わかりますね?!
CMであれば the pen の方がよさそうです。
【特定するほうが重い存在】だからですね。

いかがですか、aとtheの違いの感覚がなんとなくつかめてきましたか?