【英文法の基礎】第10回「前置詞 of=一体感」

2019/09/16

前置詞のofは、中学校で「~の」と覚えましたね。

さらに「of=一体感」というイメージを持つようにしましょう。
幅広く応用がきくようになりますよ。

ofとfromの違いから見てみましょう。

of→一体感
from→単なる起点

The desk is made of wood.(その机は木からできている)
Wine is made from grapes.(ワインは葡萄からできている)

上の文では「机=木」つまり机は木そのものですね。
それに対してワインは葡萄そのものではなく、加工して固体から液体に変化し
ています。

つまり「ワイン=葡萄」という一体では無く、葡萄という起点からワインが作
られていったのです。

では別のケースも見て、更に感覚を磨いてみましょう。

It's kind of you.(ご親切に)あなた=親切、正に一体ですね。
the leg of a table(テーブルの脚)「脚はテーブルの一部」であり一体ですね。

次の例は興味深いですよ。

○a key to the door(ドアの鍵)
×a key of the door

鍵は「ドアの一部ではない」ですね、

だからof the doorは適しません。

鍵はドアに面している「to the door」存在です。

だから、ドア「の」鍵は、a key「 to 」 the doorになるわけです。