【英文法の基礎】第13回「接続詞because=~だから」

2019/09/19

「~だから」という理由を表現する言葉は、会話に関しては「becauseだけで
十分」と言っていいでしょう。

また歌詞にはよく'cause(発音はコーズ)という表現を目にします。
会話ではコーズという短縮表現がよく使われるからです。

becauseが多用されるのは「since,asを使うとカタイ」からが一つの理由とも
言われています。

では我々は会話でどんどんbecauseを使うのが良いのでしょうか?
はい、いいんですよ。
しかし次の文を見てみましょう。

He is loved by everybody because he is honest.
(彼は正直なので皆に愛されている)

これを口語的に言い換えると;

He is honest. So he is loved by everybody.
(彼は正直だ。だから皆に愛されている)

どちらが分りやすいですか?
後の方ですよね。

「短文を重ねる」ほうが「分りやすく言いやすい」と思いませんか。

我々が英語の会話で詰まってしまうのは「完璧な文を一文で作ろうとする」
ことが一つの原因です。

そして文を考えている間に…会話がどんどん先に進んでしまいます。

それを解決するには、頭に浮かんだこと「1点のみ」に絞って「短い文」を口
に出してしまうことです。

例えばこんな具合に;
He is loved by everybody.
(皆に好かれてるね)
Cause he is honest.
(正直だものね)

いかがですか?
長い文章を作るよりも【短い方が楽】ですよね!

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POINT 会話では短い文を重ねる
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上の例のように接続詞があっても2文に短く切ってしまうと会話が楽です。

我々が苦手とする関係代名詞も同様です。

I met a boy who helped me a lot.
(たくさん手助けをしてくれた少年に会った)

これも短く分けると楽ですよ。

I met a boy.
(少年に会ったよ)
He helped me a lot.
(たくさん手助けをしてくれたんだ)