【英文法の基礎】第18回「助動詞 do=強調の意味を加える」

2019/09/24

英語の順番と言えば?
【主語+動詞】でしたね。

He plays tennis.
(Heが主語、playが動詞)。

あるいは主語+助動詞+動詞になります。
He can play tennis.
(Heが主語、canが出来るという意味を加える助動詞、playが動詞)

では次の文章はどういう構造になるでしょうか?

The heart does go on.
主 語=the heart+動詞=does。
あれ?おかしいですね。動詞のgoが余ってしまいます。

この場合は主語+(助動詞)+動詞と考えればすんなり理解できます。
つまり「主語=the heart、助動詞=does、動詞=go」です。

では、こういう「助動詞としてのdo(あるいはdoes)」は、どういう意味を持
つのでしょうか。

答えは「強調の意味を加える」ということです。
従って次の様に訳し分けることになります。

The heart goes on.
(愛は続いていくの)
The heart does go on.
(愛は本当に続いていくの)

助動詞は普通は弱く発声しますが、この場合は強いアクセントにしてください。

I agree with you.
(賛成だよ)
I DO agree with you.
(本当に賛成だよ)

注意していただきたいのはdoが助動詞の場合、助動詞の後は「動詞の原型」
になることです。

従って現在の話でも3人称単数のSはつきません。
過去の話でも動詞は過去形ではなく原型を使います。

○He does play tennis.
(彼は本当にテニスをする) 
×He does plays tennis.

○I did meet him.
(本当に彼に会ったよ) 
×I did met him.