【英文法の基礎】第20回「形容詞 some=具体的、any=何らかの」

2019/09/26

形容詞としてのsomeは「いくつかの」という意味が基本です。

I have some pens.
(私は何本かのペンを持っています)

しかしそれでは意味が通じない場合があります。
次の文章はどう訳しますか?

Some students in Australia study Japanese.

some=幾つかの、と訳せば「オーストラリアの数人の生徒は日本語を勉強する」
という訳になります。

もし本当に数人しかいないのなら「ほとんど誰も日本語を勉強しない」という
ニュアンスに受け取れてしまいます。

実際にはこういう意味です。
「オーストラリアには日本語を勉強する生徒もいる」

覚えておいていただきたいのは、someが文頭にあると「そういう場合もある
(そういう人もいる)」という一般論を表現することが多いということです。

もう少し別の例文も見て感覚を養いましょう。

Some people stay home and others go out.
(外出する人もいれば家にいる人もいる)
Some people die young.
(若死にする人もいる)
Some flowers are blue and others are red.
(青い花もあれば赤い花もある)

分かりますか?確率は1%か50%か、そんなことは問題にしていないのです。

そういう場合もある、そういう人もいる、ということを表現しています。

someが文頭にある場合には注意を心がけるようにしましょう。