プロ棋士を目指す、目の不自由な少年

2021/04/25



碁盤の目は19かける19で、361箇所も石が置ける場所があります。
白と黒の組み合わせでかけ合わせると、まさに天文学的な組み合わせの打ち方があります。

順番に打たれていく模様は、まるで芸術のようです。
でも囲碁は勝負ごと、つまり勝ち負けを競います。

たとえしっかりと両目をあけて見ていても、緊張を強いられます。
頭の中で何手まで先を読むか、頭脳も体力も使います。

この囲碁という競技で、目の不自由な少年がプロを目指して挑戦しています!
それは、埼玉県の盲学校5年生の岩崎晴都さん。

「アイゴ」という名前の、目の不自由な人が打てるように工夫して作られた碁盤と碁石があります。
これを利用して2年生のときから囲碁を打ち始めたそうです。

そしてアマチュア4段にまで上達し、囲碁棋士を養成する機関である日本棋院の院生になられた、ということです。
プロへの道はここからがスタートで、大変な強豪とリーグ戦で競い、最上位レベルまで達する必要があります。

ここまでたどりついた努力そのものが素晴らしいと思います。
今後の活躍に注目していきたいですね。